ニュース その他製造 作成日:2016年1月22日_記事番号:T00061651
アパレル受託生産大手、儒鴻企業(エクラット・テキスタイル)はこのほど、中央工場(新北市)を閉鎖し、今後生産を全て海外で行うことを決定した。これにより台湾で生産を継続するアパレル受託メーカーは宏遠興業(エベレスト・テキスタイル)と台南企業の2社のみとなる。22日付経済日報が報じた。
エクラットによると、台湾工場の月産能力は5万〜7万着で同社全体(800万着)の1%にも満たず、運営規模が小さい上、台湾での人件費上昇を考慮して閉鎖を決めたという。
市場では、同社最大の生産拠点となっているベトナム工場において従業員の熟練度が向上し、高度な製品や緊急受注にも対応できるようになったこと、および台湾工場の黒字化が困難なことが閉鎖の決め手となったとみられている。
なおエベレストと台南企業の台湾工場の月産能力はそれぞれ3万〜4万着、8万着となっているが、両工場とも生産規模の縮小を進めている。
また現在、台湾の紡織業界では大部分のメーカーが従業員数100人以下の小規模経営で、世界的大手ブランドからの受注には応じられない状況となっており、垂直統合を進めなければ中国や韓国メーカーとの価格競争には対抗できない状況だ。
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