ニュース 電子 作成日:2016年1月22日_記事番号:T00061659
22日付経済日報によると、IC設計大手の聯発科技(メディアテック)はスマートフォン向けハイエンドチップ開発において、16ナノメートル製造プロセスを飛び越して一気に10ナノプロセスに移行し、今年末にも顧客にサンプル送付を行うとの観測が出ている。事実とすれば、10ナノ製品開発でクアルコムに先行することとなり、スマホ市場の景気が低迷する中、技術革新によって競争力強化を図る考えとみられる。
情報筋によると当初、メディアテックは今年、台湾積体電路製造(TSMC)の16ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)プロセスを採用してハイエンドチップ「Helio X30」の量産を開始する予定だったが、これを急きょ中止。10ナノ製品の開発に全力を挙げる方針に転換したとされる。
観測に対しメディアテックは21日、今年は必ず16ナノチップを1〜2製品、10ナノチップを1製品開発すると強調。ただ、Helio X30に16ナノと10ナノ、いずれのプロセスを採用するかについては明言を避けた。
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