ニュース 医薬 作成日:2016年1月25日_記事番号:T00061677
米製薬大手ギリアド・サイエンシズは、3月にC型肝炎治療薬「ソバルディ」を台湾で発売する。それを契機に台湾メーカーと肝炎治療薬をめぐる競争が激化する見通しだが、市場では台湾メーカーの製品について、それぞれ特徴があり、十分に競争力があると予想されている。25日付経済日報が伝えた。
台湾では現在、生控基因疫苗(セバックス・ジェネティクス・ワクチン)、薬華医薬(ファーマ・エッセンティア)、中天生物科技(マイクロバイオ)、太景生物科技(タイジェン・バイオテクノロジー)、景凱生物科技(タイワンジェイ)などが異なる肝炎ウイルスの新薬開発に取り組んでいる。業界関係者は「各社とも特殊な強みがあり、発売後の価格戦略でギリアドの製品に比べ優位に立ち、市場のすみ分けが可能だ」と指摘した。
例えば、ファーマ・エッセンティアの製品は効果持続型のインターフェロンで、副作用が少ない上、他の肝炎治療薬との組み合わせが可能なことが強みだ。既に台湾で第3相臨床試験が実施されている。
セバックスの場合は、「PEK抗ウイルス免疫技術」で第2相臨床試験を計画している。マイクロバイオ、タイジェンはC型肝炎治療薬市場に特化しているのに対し、ファーマ・エッセンティアとセバックスはC型のほか、患者数がC型より圧倒的に多いB型の市場も同時に攻略した。
一方、台湾市場に参入するソバルディは、1錠が1,000米ドル以上と高価で、諸外国のような売れ行きを台湾でも達成できるかは不透明とみられている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722