ニュース その他製造 作成日:2016年1月25日_記事番号:T00061679
外電によると、紡織大手の台南紡織(台南スピニング)は4,000人近くが働くベトナムのドンナイ工場で、賃上げ幅が低過ぎるとして1月初めからストライキが行われていたが、陳鴻模総経理は23日、早ければ25日に生産を再開すると述べた。24日付経済日報などが報じた。
同社は、ベトナムの法定最低賃金は上がる一方で、同社も近年賃金を10%以上引き上げているが、従来の20%以上には届かなかったと指摘。今年、労働組合の21%の賃上げ要求に応えられず、労使交渉が決裂し、工場の生産がストップした。陳総経理は、13%の賃上げで労使が合意し、今年のテト(旧正月)ボーナスは昨年の1カ月を上回る1~1.5カ月支給することで誠意を見せたと述べた。
同社は生産停止期間を明らかにしていないが、市場では4日間以上とみられている。陳総経理は、在庫で対応したり、ベトナムの別の工場や台湾工場の生産能力を調整し、出荷には影響は出ていないと強調した。
台南紡織ベトナム工場は、現地最大の混合糸工場。アパレル受託生産大手、儒鴻企業(エクラット・テキスタイル)と聚陽実業(マカロット・インダストリアル)は23日、ベトナム工場では労働組合との関係は良好で、ストライキの追随はないと表明した。
ベトナムでは2014年5月、中国との南シナ海の領有権争いをめぐり反中デモが発生し、一部デモ隊が暴徒化、台湾系の工場も被害に遭ったり、操業停止に追い込まれたことがある。
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