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中国立訊精密の出資受け入れ、メリーが決議【図】


ニュース 電子 作成日:2016年1月25日_記事番号:T00061682

中国立訊精密の出資受け入れ、メリーが決議【図】

 携帯電話部品大手、美律実業(メリー・エレクトロニクス)は22日の臨時株主総会で、中国のコネクター最大手、立訊精密工業(ラックスシェア・プレシジョン・インダストリー)を引受先とする6,300万株の第三者割当増資を決議した。1株60台湾元(約210円)未満。ラックスシェアは出資比率25.4%で筆頭株主になる。メリーは、ラックスシェアとの提携で、携帯電話ブランドの顧客が増え、下半期は華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)や小米科技(小米、シャオミ)からの受注で、ハイエンドのイヤホン出荷が増えると予測した。23日付蘋果日報が報じた。

 メリーの廖禄立董事長は、電気音響部品は今後ヒューマンインターフェースの重要部品となる見通しで、同社は「チャイナプラス」に方針転換すると述べた。

 メリーの製品別売上構成比は、▽家庭用エンターテインメント、54%▽スピーカー、25%▽バッテリー、13%▽ハンズフリー・ヘッドセット、8%──。

 経済部投資審議委員会(投審会)の張銘斌執行秘書は、現行法で中国資本による台湾の電子部品メーカーへの投資は上限がなく、もし2月に申請があれば、早くて5月の委員会で審査すると説明した。