ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

フィリップスのLED照明部門、売却中止でエピスター安堵


ニュース 電子 作成日:2016年1月25日_記事番号:T00061684

フィリップスのLED照明部門、売却中止でエピスター安堵

 オランダ家電大手フィリップスは、発光ダイオード(LED)照明部門ルミレッズを中国系ファンド、ゴー・スケール・キャピタルに売却する計画を断念すると発表した。売却計画をめぐっては、フィリップスが持つLED照明関連の特許が中国企業の手に渡ることに懸念があったが、晶元光電(エピスター)など台湾メーカーは胸をなで下ろしている。25日付経済日報が伝えた。

 フィリップスは昨年3月、ゴー・スケールにルミレッズの株式80.1%を28億米ドルで売却することで合意していたが、安全保障上の懸念から米国での審査が長引いていた。

 ルミレッズは2,000件以上の特許を保有しており、市場では中国メーカーがルミレッズの特許で製品を生産することで、台湾メーカーへの発注が減少するのではないかとの懸念は広がり、エピスターなどの株価が値下がりする事態となっていた。

 市場関係者は「売却中止で市場の懸念が解消され、台湾のLEDメーカーにとっては追い風になる」と指摘した。