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鴻海傘下の樺漢、独IPC最大手と提携【表】


ニュース 電子 作成日:2016年1月25日_記事番号:T00061686

鴻海傘下の樺漢、独IPC最大手と提携【表】

 鴻海精密工業傘下の産業用コンピューター(IPC)メーカー、樺漢科技(Ennoconn)は22日、子会社を通じてドイツの同業最大手、コントロン傘下のカナダ子会社、コントロン・カナダに5,730億米ドルを出資し、同社株式の49%を取得したと発表した。樺漢科技の朱復銓総経理は、今後、コントロン社からの生産受託量を段階的に増やしていくと説明。今年は同社の外部委託の20〜30%、将来的には100%を樺漢科技が受注することになるという。受注規模は100億台湾元(約350億円)に上ると証券会社は予測している。23日付蘋果日報が報じた。

 朱総経理はまた、鴻海グループの豊富なネットワークセキュリティー関連製品と技術的リソースを生かし、樺漢科技とコントロンの通信製品の統合を進め、共同で世界のネットワークセキュリティー、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、モノのインターネット(IoT)関連商機の拡大を目指すと表明した。

 このほか、鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は、コントロンからの受注増に対応するため、中国江蘇省の昆山工場の生産能力を2倍に拡大する計画を明らかにした他、中国市場においてコントロンのブランド力と鴻海のコネクションを生かしてさらなる発展を目指すとの方針を示した。