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韓国パネル2社が内部供給削減、台湾に発注増か


ニュース 電子 作成日:2016年1月26日_記事番号:T00061713

韓国パネル2社が内部供給削減、台湾に発注増か

 市場調査会社IHSによると、韓国の液晶パネルメーカー、サムスンディスプレイ、LGディスプレイ(LGD)は出荷量に占めるグループ内への内部供給比率を今年は37%まで引き下げるもようだ。40%を下回るのは初めてで、サムスン電子やLGエレクトロニクスは今後、台湾や中国の液晶パネルメーカーからの調達を増やすとみられる。26日付工商時報が伝えた。

 内部調達の削減は、製品ラインアップの見直し、調達先の強化、コスト最適化が狙いとされる。

 IHSディスプレイサプライチェーン研究責任者、楊静萍氏は「昨年下半期以降、テレビメーカーが内部調達への依存を減らし、中国や台湾からの液晶パネル調達を増やしている」と指摘した。

 サムスンディスプレイ、LGDの2社は昨年、出荷量の41%をグループのテレビブランドに振り向けたが、前年の46%に比べ低下していた。IHSは低下傾向が今年も続くと予想した格好だ。

 台湾メーカーでは、群創光電(イノラックス)の39.5インチ、50インチ、58インチ、友達光電(AUO)の43インチ、50インチ、65インチ製品などが恩恵を受けそうだ。