ニュース 電子 作成日:2016年1月26日_記事番号:T00061714
発光ダイオード(LED)メーカー、新世紀光電(ジェネシス・フォトニクス、GPI)の元幹部と一般社員が企業秘密を不正に持ち出し、中国の競合メーカーに漏らしていた疑いが強まったとして、告発を受けた台南地方法院検察署は25日、元執行副総経理と退職者の計10人に出頭を求め、事情聴取を行うとともに、関係先を捜索した。26日付蘋果日報が伝えた。
機密漏えいは昨年の内部監査で発覚し、告発を受けた検察が半年にわたり捜査を進めてきた。漏えいしたのは発売前のエピタキシャルウエハーなどに関するもので、ジェネシスの損害額は13億台湾元(約46億円)と推定される。
元執行副総経理は在職中、中国の三安光電と合弁工場を設立する計画を主導していたが、会社側の同意が得られず、間もなく退職。三安光電の関係会社に転職していた。検察は機密漏えいに商業スパイが関与していないかどうかについても調べを進めている。
ジェネシスは、漏えい先の製品を入手して分析したところ、2014年に製品の構造がジェネシスに酷似したものに変化していたという。
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