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全国と台亜のGS、原油高で割引サービス縮小


ニュース 石油・化学 作成日:2008年3月18日_記事番号:T00006173

全国と台亜のGS、原油高で割引サービス縮小

 
 国際原油価格高騰を受け、ガソリンスタンド大手の全国加油站(ナショナル・ペトロリアム)と台亜石油(フォルモサ石油)は4月1日からカード会員などへのガソリン割引をいずれも1リットル当り2.5元から2.2元(約6.9円)に12%縮小する。他の業者も追随するとみられる。18日付経済日報が報じた。

 業界では、域内ガソリン価格の凍結措置が続き国際価格との開きが拡大しているため、近くガソリン価格が大幅に引き上げられるとみて、早めにキャンペーン活動を縮小することで利益維持を図りたい考えだ。

 ガソリン価格は凍結されているが、消費者が車の使用を抑制する傾向は続いており、全国加油站では給油量が既に1割減少し、加えて新時給制度の施行によりアルバイトなどの人件費も上昇しているため、利益に悪影響が出ているという。

 台亜石油では、1~2月の給油量が昨年同期比20%減となり、1日平均では2,200キロリットルにとどまっている。さらに春節(旧正月)休暇期間にアルバイトの残業代で人件費が増大し、1~2月は損失を計上となったため、割引の縮小を決めた。