ニュース 電子 作成日:2016年2月1日_記事番号:T00061840
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、南茂科技(チップモス・テクノロジーズ)は先日、今年は4Kテレビ普及率が25%(昨年15~18%)に上昇し、液晶パネルのドライバIC出荷量が倍増すると予測した。証券会社は、同社は既に需要に対応できていないため、上海工場で生産能力を増強していると指摘した。1日付蘋果日報が報じた。
チップモスは、パネル用ドライバIC需要は、頎邦科技(チップボンド・テクノロジー)などドライバICメーカーの既存の生産能力で応じきれないほどだと指摘した。鄭世杰チップモス董事長は、中国の国有半導体大手、紫光集団から119億台湾元(約430億円)の出資を受け入れ、一部を上海工場拡張に充てると語った。
同社の上海工場はメモリーと微小電子機械システム(MEMS)が中心で、ドライバICは今年から開始する。現在の第1期工場は4,000万米ドルを投じ、月産能力はCOG(チップオングラス)、COF(チップオンフィルム)各4,500万個など金バンピングが5,000万枚。最終的には2億米ドルを投じる。
証券会社は、同社の上海工場は今後2年でドライバIC生産能力が現在の台湾工場の4割相当まで増えると予測した。テレビの新製品や今年8月に開催されるブラジル・リオデジャネイロ五輪向けに、3月からパネル出荷が増える見通しで、チップモスは今年5%増収、上海工場の拡張が完成すれば7%増収も可能と予測した。
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