ニュース 電子 作成日:2016年2月1日_記事番号:T00061844
鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は31日、同社が目指すシャープの買収について「今週金曜(5日)までに結論が出る」との見通しを示した上で「当社が提示した条件は相手(同じくシャープ買収を計画する官民ファンドの産業革新機構)を上回るため、優位に立つチャンスはある」と語った。なお市場では、シャープは4日に開催する業績説明会で同買収問題について何らかの判断を示すとみられている。1日付工商時報が報じた。
市場では鴻海がシャープに提示したとしてさまざまな支援額が伝えられているが、郭董事長は「秘密保持協定を結んでいるため、なぜ金額が外部に漏れたのか分からないが、実際の額は答えられない」と語った(31日=中央社)
郭董事長は先週、日本を訪問し、経済産業省の幹部、シャープの主力取引銀行、シャープ幹部と相次いで面会した。
シャープへの出資について郭董事長は、「シャープを破壊したいのではなく、この100年の歴史を持つ老舗企業を今後も存続させたいと考えており、鴻海に統合する考えはない」と強調。さらに「台湾と日本のハイテク産業は地理、経済構造、設備の供給といった面で相互補完性が強い上、それぞれが強みを持つ」と指摘し、鴻海によるシャープへの出資をモデルとして今後、日台産業の交流が進むよう期待すると語った。
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