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鴻海のスマート社宅構想、新北市は消極姿勢


ニュース 建設 作成日:2016年2月19日_記事番号:T00062064

鴻海のスマート社宅構想、新北市は消極姿勢

 鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は18日、新北市で自社のエンジニアが居住するスマート住宅の用地確保を目指す中、市側から回答が得られていないことに不満を表明した。19日付工商時報が伝えた。


邱局長(中)は、鴻海は2年前に口頭で申し出ただけで、書類も出していないと述べた(18日=中央社)

 郭董事長は過去2年、「エンジニアに持ち家を」と主張し、スマート住宅によるニュータウン造成を目指してきた。

 郭董事長は「新北市に申請してから1年余りがたつ。過去1年間、朱立倫市長は(選挙で)忙しかったはずだが、今こそ速やかに答えが欲しい」と述べた。

 これに対し、新北市政府の邱敬斌・城郷局長は「台湾は法治国家であり、土地を特定企業の特定用途に指定したことはない」とし、企業が社会住宅(賃貸専用の公営住宅)の建設に向けた公開入札で事業権を落札し、配分を受けた住宅を社宅など特定目的に充てることは歓迎すると説明した。