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聯電、大衆電信の増資に参加


ニュース 電子 作成日:2008年3月19日_記事番号:T00006209

聯電、大衆電信の増資に参加


 半導体ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)は18日、グループの投資会社を通じ、大衆電信(FITEL)の第三者割当増資を引き受けると発表した。投資額は7,670万台湾元(約2億5,000万円)。金額は大きくないが、次世代高速無線通信規格、WiMAX(ワイマックス)用のチップ受注に向けた布石とみられる。19日付工商時報が伝えた。
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 投資は宏誠創投、子会社の智原科技(ファラデー・テクノロジー)系列の智宏投資を通じて行う。聯華電子がWiMAX用チップに参入すれば、聯発科技(メディアテック)と競合関係となる。

 大衆電信による今回の増資は合計8億1,000万元規模で、大株主の新光集団、中興保全、大衆投資控股(FICグローバル)がそれぞれ参加したほか、携帯電話端末メーカーの英華達(インベンテック・アプライアンシズ)と啓碁科技(WNC)もそれぞれ3,000万元の出資に応じた。両社の出資は端末受注を見越したものとみられる。大衆電信は今年、携帯電話端末の調達に13億5,000万元を支出する計画だ。

 大衆電信は5月に外国人投資家向けの第三者割当増資を実施し、20億元の資金を追加調達する計画だ。