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鴻海、大衆電脳のチェコ工場を買収か


ニュース 電子 作成日:2008年3月19日_記事番号:T00006210

鴻海、大衆電脳のチェコ工場を買収か


 ブルームバーグがチェコの現地紙を引用して報じたところによると、鴻海精密工業は、大衆電脳(FIC)がチェコに持つパソコン(PC)工場を買収し、米ヒューレット・パッカード(HP)などのデスクトップ型パソコンおよび液晶モニターの受託生産を行う計画を持っているとの観測が出ている。買収案は数週間以内に発表されるという。鴻海の広報は18日、これについてのコメントを避けた。19日付経済日報が報じた。

 大衆電脳の工場は、2001年顧客であったコンパック(後にHPに買収)およびHPに追随して、プラハ近郊に設立した組み立て工場。従業員は約250人、06年の売上高は約80億チェコ・コルナ(約488億円)で、最も重要な海外拠点の一つとなっていた。

 鴻海は02年に初めてチェコへの投資を行い、プラハから70キロ離れた街、クトナーホラで単一工場としては世界最大のPC部品の組み立て工場を設立した。昨年も液晶モジュールやPC部品などの供給を主とする第2工場を設立し、現在チェコで抱える全従業員数は約5,000人となっている。