ニュース 社会 作成日:2016年2月23日_記事番号:T00062108
今月6日の台湾南部地震で倒壊し、115人の死者を出した「維冠金龍大楼」(台南市永康区)をめぐり、構造設計図が無免許の建築士助手によって作成されたとみられることが検察の調べで判明した。23日付蘋果日報が伝えた。
検察は開発業者が「手抜き工事」目的で設計変更を指揮し、建築士も構造設計図の内容を精査せずに捺印を行い、台南県政府工務局(当時)に提出していた疑いがあるとみている。
開発業者は1994年に建物を引き渡した後、95年に倒産していた。同業者は開発物件が1件だけで清算されており、こうした業者が手掛けた建物については、かねてから安全性が指摘されていた。
検察は現在、開発業者の関係者から事情を聴き、証拠固めを進めている。行政側による所定の手続きに落ち度はなかったとする主張については、台南市土木技師公会に物証の鑑定を委ねており、早ければ半月以内に結果が出る見通しだ。
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