ニュース 金融 作成日:2016年2月23日_記事番号:T00062117
金融監督管理委員会(金管会)の最新統計によると、中国の銀行3行が台湾に開設している分行(支店)の昨年の利益は約65億台湾元(約220億円)で、台湾の銀行11行が中国に開設している分行の19億6,000万元の3倍以上に上った。23日付経済日報が報じた。
中国の銀行の台湾支店のうち昨年、最も多くの利益を上げたのは中国銀行台北支店で42億9,000万元、2位は中国建設銀行台北支店の13億7,200万元、3位は交通銀行台北支店の8億5,400万元だった。
一方、台湾の銀行の中国支店の15年利益は、1位の国泰世華銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)でも4億9,500万元にとどまった。また、中国信託商業銀行(CTBCバンク)、台湾土地銀行、彰化銀行(CHB)以外の8行は前年比減益となり、特に台湾銀行と華南銀行は中国での支店開設が開放されて以降、5年目にして初の赤字となった。
こうした状況について金管会関係者は、中台金融市場の経営環境に差があるほか、中国系銀行の台湾支店は人民元再預金による安定した収入が確保できた一方、台湾系銀行の中国支店は人民元下落によって打撃を受けたとの見方を示した。
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