ニュース 社会 作成日:2016年2月24日_記事番号:T00062137
衛生福利部疾病管制署(衛福部疾管署)の統計によると、インフルエンザウイルスへの感染による重症患者が先週だけで320人増加しており、1週間の増加数としては過去5年間で最多を記録した。またこれまで確認されている累計の重症患者771人中、50〜64歳が約300人を占めており、中高年層で重症化する傾向が強いことが明らかとなった。これを受けて疾管署は今年10月より、公費によるワクチン接種の対象を満50歳以上に拡大することを計画している。24日付聯合報が報じた。
医師は、今回のインフルエンザは感染力が高い上、毒性が強く、合併症が起きた例も少なくないとして、異常を感じたら早めに病院で診察を受けるよう呼び掛けている(中央社)
疾管署の周志浩副署長によると、今年流行しているインフルエンザウイルスのうち、H1N1型は中高年の重症化を引き起こしやすいと指摘。先週、インフルエンザにより死亡した14人のうち、60歳以下が7人を占めたと明らかにした。
また新光医院感染科の張蔵能主任も「中年で重症化するケースが多い理由は分からないが、3〜5日の短期間で病状が急激に悪化するなど進行の速さが特徴だ」と説明している。
今年のインフルエンザ流行は、昨年末から今年初めにH1N1型ウイルスが変異し、ワクチンの有効性が低下したことが要因とみられるが、周副署長は「確かに効果は薄れているが、依然、感染から守る力はある」と強調した。
またインフルエンザ治療薬について周副署長は、タミフルにはこれまで薬剤耐性が確認されたことがあり、吸入型のリレンザが比較的安全との見方を示している。
なお現在、インフルエンザの流行により、大規模病院に患者があふれている上、患者の看護により医療関係者も感染するケースが増えている。
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