ニュース 電子 作成日:2016年2月24日_記事番号:T00062152
次世代モバイル規格の推進を目指し、NTTドコモなど世界の通信大手企業が設立した英ネクスト・ジェネレーション・モバイル・ネットワークス(NGMN)社のメンバーにこのほど、台湾の通信キャリアとして唯一、中華電信が加わった。これにより同社は第5世代(5G)移動通信規格の制定に関する発言権を得たことになる。24日付工商時報が報じた。
NGMNのメンバーには中華電信のほか、聯発科技(メディアテック)、宏達国際電子(HTC)、鴻海精密工業傘下の富智康集団(FIHモバイル)の台湾系企業4社、および工業技術研究院(工研院)、中央研究院(中研院)、台湾大学、交通大学、中興大学といった学術機関も新たに加わった。
NGMNは現在、NTTドコモ、米AT&T、米ベライゾン、英ボーダフォン、英BT、韓国KTなど各国の大手通信キャリアやノキア、エリクソンといった端末メーカーを含む90社・機関をメンバーに抱えている。
中華電信行動通信分公司の林国豊総経理は、NGMNは今年、同社が制定した5G技術規格を国際規格とすることを重要な任務に掲げており、同社のメンバーとなることで技術規格の制定に影響力を発揮できるほか、将来のモバイル・ブロードバンドサービスにおける世界的な需要を把握できるようになると語った。
一方、インテルも23日、5G通信の発展に向けた基礎技術の開発に向け、エリクソン、韓国のKT、SKテレコム、LGエレクトロニクス、ノキア、ベライゾンなどと協力すると発表した。しかし、協力企業の中に台湾企業は含まれなかった。
iPhone7は5G対応か
このほか工商時報によると、アップルが次世代スマートフォン「iPhone7」に5G規格を採用するとの観測が出ている。iPhoneの受託生産を手掛ける鴻海は昨年、5G研究開発(R&D)チームを立ち上げ、今後5年で40億台湾元(約134億円)を投じると明らかにしている。
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