ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

国民党若手リーダー、わいせつ動画疑惑


ニュース 社会 作成日:2016年2月25日_記事番号:T00062163

国民党若手リーダー、わいせつ動画疑惑

 今年1月の総統・立法委員選での惨敗を受け、国民党の若手が改革を目指し旗揚げした「草協聯盟」の発起人である李正皓氏(32)に複数の女性との性交渉を盗撮していた疑惑が浮上した。李氏は盗撮を否定しているが、検察の捜査開始を受け、草協聯盟の運営から脱退すると表明した。25日付蘋果日報が伝えた。


李氏は、女性を脅迫などしておらず、けんかで興奮し、発言がエスカレートしただけだと説明した(24日=中央社)

 疑惑のきっかけは、李氏の国民党青年団での元同僚、郭豊碩氏がインターネット掲示板サイト「批踢踢(PTT)」で、李氏がホテルでわいせつな動画を撮影していたと告発したこと。当初「方丈」というペンネームで発言していた郭氏は24日、李氏にわいせつ動画を撮影された被害者女性は7~8人いるとして、検察に告発したことを明らかにした。

 疑惑をめぐり、有力週刊誌「壱週刊」は、李氏が被害者女性をメッセンジャーアプリ「ライン」で脅迫したとされるチャット内容も報じた。

 今回の疑惑浮上をめぐっては、国民党への入党からわずか5年で党青年団の要職を務め、総統・立法委員選での惨敗後、改革の旗頭に浮上するなど出世街道を歩む李氏に周囲とのあつれきがあったとの見方もある。疑惑を告発した郭氏は李氏と青年団の同期でライバル関係にあったとされ、党内の内紛がわいせつ動画疑惑暴露という形で表出した可能性がある。