ニュース 政治 作成日:2016年2月25日_記事番号:T00062165
民進党の高志鵬立法委員が中華民国の国父(建国の父)として各地に掲げられている孫文の肖像画を撤去すべきとする法改正を提唱した問題で、蔡英文次期総統が待ったをかけた。
国民党中央常務委員会では24日、呂学樟主席(中)が党内の士気を上げようと開会前に委員全員を起立させ、孫文の遺訓を読み上げたが、こっそり携帯電話をいじる委員もいた(同党リリースより)
25日付蘋果日報によると、蔡次期総統は民進党中央常務委員会で、「民進党は議会第1党として、議題設定に当たり戦略的な思考が必要で、政治的に敏感な議題や重大政策については、議員団会議や内部の政策検討システムでさらに多くの人による討論を行い、歩調を定める必要がある」などと指摘した。
蔡次期総統の発言は、国父肖像画問題には直接言及していないが、立法院で過半数を獲得した民進党の所属議員が党内で議論を尽くさないままでさまざな法改正論を主張することにブレーキをかけた格好だ。
民進党関係者は「国父肖像画問題など政治的に敏感な議題が国民党主席選挙での批判材料となり、社会が理性的に討論できないため、まずは内部での討論を求めたものだ」と指摘した。
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