ニュース 自動車・二輪車 作成日:2016年3月2日_記事番号:T00062266
2月の新車登録台数は前月比54.6%減、前年同月比13.5%減の2万1,561台で、業界予測の2万3,000台に届かなかった。1~2月累計は前年同月比5.3%減の6万9,038台だった。業界関係者は、春節(旧正月、2016年は2月8日)連休のほか、台湾の不景気を反映していると指摘した。2日付経済日報などが報じた。
トヨタの台湾総代理店、和泰汽車の2月の新車登録台数は前月比57.9%減、前年同月比17.9%減の6,567台(市場シェア30.5%)だった。和泰汽車は、政府の貨物税(物品税)減免措置が1月に始まったが、同社が消費者がすぐに補助金5万台湾元(約17万円)の恩恵が受けられるよう手続き代行サービスを発表したのは2月16日なので、3月以降に台湾生産車の買い替えが進むと予測した。
2位の裕隆日産汽車は前月比53%減、前年同月比12.2%減の2,361台(市場シェア11%)、3位の中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)は前月比54.5%減、前年同月比3.7%減の2,328台(市場シェア10.8%)だった。
輸入車は好調
一方、輸入車は高水準を維持し、合計8,091台(前月比49.9%減、前年同月比12.4%減)と市場全体の37.5%を占めた。4位の台湾馬自達汽車(マツダモーター台湾、MMT)は前月比24.7%減、前年同月比66.7%増の1,564台(市場シェア7.3%)、台湾本田(ホンダ台湾)は前月比54.1%減、前年同月比1.8%減の1,554台(市場シェア7.2%)、台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)は前月比50.6%減、前年同月比3.2%増の1,263台(市場シェア5.9%)だった。業界関係者は、マツダの成長は円高で日本輸入車が値上げされるとの観測を受けたものと推測した。
和泰汽車と裕隆集団は、年初の落ち込みは想定内で、2016年通年の市場規模は前年並みの42万台と予測している。
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