ニュース 電子 作成日:2016年3月4日_記事番号:T00062317
世界的に発光ダイオード(LED)の生産能力が過剰状態となり、価格競争が激化する中、台湾の業界大手メーカーは収益率の高い自動車用市場に注力し、大規模受注を獲得したとの情報が相次いでおり、同市場で勢力図を拡大させている。4日付電子時報が報じた。
同紙によると、光宝科技(ライトン・テクノロジー)は今年、注力する自動車用ではLEDチップに世界的大手メーカーのルミレッズ製を採用し、欧米の自動車サプライチェーンに参入。既に約10社から受注を獲得しているとされる。同社は今後、世界の自動車用照明市場で来年までにシェアを現在の10%から20%に拡大することを目指している。
一方、麗清科技(ラスター・テック)が注力する中国の自動車用市場では、小型車の購入に減税措置が導入されたことで需要が刺激されており、大口顧客向け出荷が継続して増加している。また同社は、中国の自動車部品顧客を通じて同国でゼネラルモーターズ(GM)、フォルクスワーゲン、フォードなどのサプライチェーンに間接的に加わっており、中国の自動車用LEDヘッドライト市場で約30%、世界全体で約10%のシェアを獲得している。
このほか、新世紀光電(ジェネシス・フォトニクス、GPI)は米国、中国、台湾の自動車メンテナンス市場に参入しているほか、今年は日本メーカーとの提携に注力。既に日本の大手自動車メーカーにヘッドライトおよびチップスケールパッケージ(CSP)製品のサンプルを送付しており、年末にも本格出荷できる見通しとなっている。
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