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1月製造業景気信号、10カ月連続「後退」【図】


ニュース その他製造 作成日:2016年3月7日_記事番号:T00062339

1月製造業景気信号、10カ月連続「後退」【図】

 台湾経済研究院(台経院)が4日発表した1月の製造業景気指数は9.4ポイントで、前月比0.15ポイント下落し、景気信号は10カ月連続で「青(後退)」だった。金融危機の際に記録した11カ月連続にあと1カ月と迫った。5日付中国時報などが報じた。

 産業別に見ると、紡織業は中国の需要減少の影響を受けた上、同分野の新興国に受注を奪われた。スポーツウエアや機能性製品の受注は一定水準を維持したものの効果は限定的で、輸出受注は前年比4.4%減少、景気信号は「青」のままだった。電子産業では、モバイル端末の出荷が鈍化していることなどから電子製品や通信製品の輸出受注が共に減少した。ただ米国最大の「国際家電見本市(CES)」やバルセロナ(スペイン)で世界最大規模の携帯通信関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」が行われ、半導体の在庫が減少したことから、電子部品は「黄青(後退傾向)」に好転した。

 台経院は、製造業景気は今年第1四半期が谷底ながら、第2四半期に輸出がやや改善する見通しで、第2四半期から第4四半期は「黃青」の景気信号が点灯すると予測した。