ニュース 電子 作成日:2016年3月7日_記事番号:T00062342
鴻海精密工業は3日、シャープ買収後の再建を円滑に進めるため、副総経理、協理クラスの幹部200人以上を日本に派遣し、シャープの工場13基を2〜3日間視察させたとの市場観測が浮上している。7日付経済日報などが報じた。
郭董事長(右)。鴻海側は各観測について「当社が発表した情報が基準だ」と強調している(6日=中央社)
業界では、幹部らが視察で得た情報を鴻海の本部にまとめ、同情報に基づいて郭台銘(テリー・ゴウ)董事長がシャープとの提携方法、同社の再建方法を考えるとみられている。
なお日経新聞によると、郭董事長自身も4日、シャープの白物家電の生産拠点である八尾工場(大阪府八尾市)を視察したもようだ。鴻海はスマート家電事業を強化する狙いとみられる。
「契約は1〜2週間先」
鴻海とシャープの最終契約締結は早ければ7日、あるいは今週中と伝えられているが、シャープに詳しい日本の証券会社は、鴻海はシャープの偶発債務が判明したため、シャープの主力銀行が保有する優先株の買い取り価格(1,000億円)変更、および3月末に期限を迎えるシャープの債務5,100億円について、主力銀行と交渉する必要があり、銀行の意思決定スピードは遅いため、交渉がまとまるのは1〜2週間先との見方を示した。
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