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ASEのSPIL買収、市民64%が支持【図】


ニュース 電子 作成日:2016年3月7日_記事番号:T00062343

ASEのSPIL買収、市民64%が支持【図】

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)世界最大手、日月光半導体製造(ASE)が調査会社に委託した「台湾のIC産業発展に関する世論調査」によると、ASEによる矽品精密工業(SPIL)買収について、市民の64.4%が「支持する」と回答した。7日付工商時報が報じた。

 調査によると、ASEがSPIL買収で規模を拡大することについて、株式やファンドに投資している人は「支持する」と70.7%が回答し、投資をしていない人の60.9%を上回った。

 調査によると、ASEの知名度は83.8%、SPILは57.4%。ASEによるSPIL買収案を知っている人は48.2%だった。調査は2月29日~3月1日に20歳以上の市民を対象に実施。有効回答は1,205件だった。

 SPILは、調査をするなら半導体産業に従事している人を対象とすべきで、一般市民は敵対的買収がもたらす影響を理解しておらず、信頼度が低いなどと批判した。

 ASEによるSPILに対する第2次株式公開買い付け(TOB)の期限は3月17日まで。公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)は遅くとも4月27日までに、企業結合審査の結果を下す見通しだ。