ニュース 電子 作成日:2016年3月7日_記事番号:T00062344
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)が4日発表した2月の連結売上高は前月比35%減、前年同月比54%減の42億台湾元(約150億円)で、2005年3月以来の最低だった。春節(旧正月、2016年は2月8日)連休があり営業日が少なかった上、スマホ新製品の発売がなかったためだ。5日付経済日報などが報じた。
1~2月合計の連結売上高も106億8,000万元と前年同期比50.34%減だった。
証券会社は、第1四半期はスマホの非需要期で、本業での赤字は避けられないが、桃園市のTY5ビルと土地の売却益21億元を計上するため、損益均衡が見込めると予測した。4月には新旗艦機種「HTC One M10」が発表されると予想され、売上高は第2四半期から改善する見通しだ。
「Vive」好調、株価ストップ高
一方、同社の株価は4日、90元でストップ高となり、9カ月ぶりの高値を付けた。スマホ以外の製品好調で、投資家の信頼感が回復したようだ。
バーチャルリアリティー(VR)対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」は2月29日からの予約受付が予想以上に好調で、4月5日から出荷予定だ。外資系証券会社は、今年の出荷は100万台、来年は170万台と予測した。
王雪紅(シェール・ワン)董事長は3日、米スポーツ用品大手ブランド、アンダーアーマー(UA)と共同開発したフィットネス用デバイス「UAヘルスボックス」は1月末の発売後、初回出荷分が既に売り切れ、在庫補充を急いでいると話した。
アドルフ・オギ元スイス大統領(左)率いる視察団は3日、王董事長(右)を訪問した(3日=中央社)
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