ニュース その他分野 作成日:2016年3月8日_記事番号:T00062353
財政部が7日発表した2月の輸出総額は177億8,200万米ドルで前月比19.9%減、前年同月比11.8%減だった。1~2月合計は399億7,900万米ドルで前年同期比12.4%減だった。財政部の葉満足統計処長は、6日に発生した台湾南部地震で生産設備に被害が出た上、春節(旧正月)の9連休があったため2月も2桁減少が続いたと分析した。世界景気見通しが不透明で、3月の輸出総額は世界金融危機当時を超える14カ月連続の前年割れとなると予測し、ただし、減少幅は当時ほど深刻でないと強調した。輸出の主力、電子部品の受注が徐々に回復している上、下半期は需要期なので、第3四半期以降に輸出総額はプラス転換すると予測した。8日付工商時報などが報じた。
製品別では、電子部品の2月輸出総額は57億1,100万米ドル(前月比18.8%減、前年同月比5.7%減)と減少幅が縮小した。原油価格の上昇で、プラスチック・ゴム・関連製品は12億6,800万米ドル(前月比18.7%減、前年同月比8.7%減)、鉱産物は7億8,600万米ドル(前月比5.6%減、前年同月比16.7%減)と、減少幅が縮小した。一方、液晶部品、液晶製造装置、光学レンズなどを含む光学器材は6億2,400万米ドル(前月比33.8%減、前年同月比34.3%減)と、南部地震や中国の自製率引き上げの影響が出た。
市場別の2月輸出総額は、▽中国(香港含む)、62億7,700万米ドル(前月比26.7%減、前年同月比13%減)▽米国、21億5,600万米ドル(前月比20.9%減、前年同月比13.8%減)▽日本、13億7,900万米ドル(前月比18.5%減、前年同月比9.2%減)▽欧州、18億6,200万米ドル(前月比16%減、前年同月比4.7%減)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、35億700万米ドル(前月比12.2%減、前年同月比9.2%減)──。
2月の輸入総額は136億2,800万米ドルで前月比27.1%減、前年同月比13.1%減だった。うち機械設備は前年同月比14.7%増だった。
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