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百貨店1~2月売上高は小幅成長、アウトレットで打撃か【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年3月8日_記事番号:T00062358

百貨店1~2月売上高は小幅成長、アウトレットで打撃か【表】

 大型アウトレットモール、華泰名品城(グロリア・アウトレット)や三井アウトレットパーク(MOP)台湾林口が相次いでオープンし、大勢の来店客で賑わっているが、百貨店大手3社は、業績への打撃は限定的で、第2四半期から人出が戻ると強調した。一方、台北101のショッピングモール、台北101購物中心(台北101モール)は、中国人ツアー客が総統選挙前後に大幅に減少し、1~2月売上高が1桁成長に鈍化した。8日付工商時報が報じた。

 新光三越百貨は、1月は総統選挙の影響を受け、2月は6日に発生した台湾南部地震の影響で、台南新天地店が1日営業停止になり、6,000万~7,000万台湾元(約2億1,000万~2億4,000万円)の損失が出たが、1~2月売上高は横ばいだった。同社は、時計や宝飾品など国際ブランドの売り上げが予想ほど良くなかったが、アウトレットの影響はカジュアル・スポーツウエア関連だけで、1~2月の関連売上高は従来の2桁成長を維持できなかったと説明した。

 遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストアズ)も、アウトレットではカジュアル・スポーツ用品を購入する人が多く、百貨店は関連売上高が2桁成長から1桁成長になっただけと説明した。

 太平洋崇光百貨(太平洋そごう)の1~2月売上高は3%成長だった。台北敦南店の改装効果で、台北3店の1月売上高は2桁成長だった。同社も、アウトレットの打撃は大きくなく、懸念しているのは高級宝飾品の買い物減少だと説明した。