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中国のTV受託世界シェア4割、台湾を逆転か【図】


ニュース 家電 作成日:2016年3月9日_記事番号:T00062390

中国のTV受託世界シェア4割、台湾を逆転か【図】

 9日付蘋果日報によると、中国の市場調査会社、群智諮詢(シグマインテル・コンサルティング)の統計で、2015年の中国のテレビ受託生産メーカーによる出荷台数が前年比16.5%増の3,580万台に上り、テレビ受託生産の世界市場で40.2%を占めた。今年も引き続き成長する見通しだ。一方、ウィッツビュー・テクノロジーによると、台湾液晶テレビ受託生産業界の今年の出荷台数は前年比4.7%増の3,555万台の予想だ。昨年実績は3,400万台前後だったとみられ、中国勢に逆転された可能性がある。

 

 中国は京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)、南京中電熊猫液晶顕示科技といった液晶パネル大手メーカーが量産開始後、液晶パネルの十分な供給の下、BOE傘下の受託メーカーである高創電子、深圳康冠科技集団(KTC)、中新科技集団などが出荷を伸ばした。同じくBOE傘下の京東方視訊科技(BOE-VT)は昨年出荷台数が582万台で、209%の伸びとなった。今年の目標出荷台数は900万台で、欧州や東南アジアでの受託生産業務に注力しており、台湾メーカーのライバルに浮上した。