ニュース 政治 作成日:2016年3月10日_記事番号:T00062403
蔡英文次期総統は9日、与野党トップとの意見交換を開始し、親民党の宋楚瑜主席と台北市内のホテルで会談した。10日付自由時報が報じた。
宋主席(右)は「ともに台湾の新局面を切り開こう」と語った(9日=中央社)
会談は非公開で1時間40分にも及び、会談後に記者会見した。宋主席は親民党のシンボルカラーであるオレンジを意味するミカンを蔡次期総統に送り、「この局面ではオレンジが必要だ」と述べ、民進党との連携に意欲を示した。
現在外部では宋楚瑜氏が海峡交流基金会(海基会)董事長や行政院長として起用されるのではないかという観測が浮上している。同日の会談では、蔡、宋両氏とも人事問題を話し合ったことを否定したが、蘇嘉全立法院長は同日、「どんなことも起き得る」と述べ、親民党との連携に含みを持たせた。
宋楚瑜氏は対中関係を担う存在としては、中国側も比較的受け入れやすい存在と言える。宋氏は中台関係について、「両岸(中台)は実務的、中道的な態度で双方の全体的必要を踏まえるべきだ。中華民国は最大公約数であり、中華民国の憲政体制を守ることこそ皆の共通利益と一致する」と述べた。
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