ニュース 食品 作成日:2016年3月10日_記事番号:T00062412
飲料大手の泰山企業で経営者一族間の経営権争いが浮上し、詹佩珊監察人は9日、臨時株主総会を4月25日に開き、役員改選で詹岳霖董事長の解任を目指す考えを示した。10日付聯合報が報じた。
同社関係者によると、泰山企業を経営する詹氏一族の間では、詹岳霖董事長が就任後、中国事業の赤字が一向に改善しないことがきっかけとなり、家族経営にほころびが生じた。
泰山企業では同日、董事3人が突然辞任し、詹佩珊監察人が臨時株主総会で独立董事(社外取締役)を含む董事9人全員の改選を行うと発表した。
詹岳霖董事長は自身に対する解任の動きを事前に把握しておらず、「董事会構成員との意思疎通に不足があったかもしれないが、事態がここまで至るとは考えてもいなかった」と述べ、あくまで一族間で和解を目指す考えを示した。
詹岳霖董事長と辞任した董事3人はいずれも同社の経営第3世代に属する。泰山企業はこれまで円満な家族経営で知られたが、第3世代に至って、内紛が起きた格好だ。
泰山企業は中国・福建省漳州市の工場で主に「八宝粥」などを生産しているが、昨年第1~3四半期に1億6,600万台湾元(約5億7,300万円)の赤字を計上していた。
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