ニュース 石油・化学 作成日:2016年3月10日_記事番号:T00062414
プラスチック製包装材料大手、炎洲集団(YCグループ)は今年、中台における生産能力拡充や住宅建設、ホテル事業の進展に伴い、大幅な業績成長が見込まれている。10日付工商時報が報じた。
炎洲集団傘下の万洲化学は近年、台湾・彰化浜海工業区(彰浜工業区、彰化県)での生産拡大、上海・嘉定工業区の2軸延伸ポリプロピレン(OPP)生産ラインの寧波工場(浙江省)移転など、中台で生産能力の調整、増強に努めている。今年は中国・江蘇省南通市で進めるポリ塩化ビニル(PVC)テープ新工場設置プロジェクト「海安計画」において、生産ライン3本(年産能力3,000万平方メートル)が第2四半期に稼働する予定だ。
また炎洲集団傘下で豊田通商も出資する傘下の万洲石化(江蘇)は今月、営業許可を取得。今後第1期計画として年産能力8万トンのアクリル酸、アクリル酸ブチルなどの生産ラインを設置する計画だ。
このほか、炎洲集団が新北市新荘区で進める住宅開発プロジェクトが4月に物件の引き渡しを開始するほか、同市林口区のプロジェクトについても来年第1四半期に引き渡す予定だ。また台北市重慶南路に開設したバックパッカー向けホテルは今月から営業を開始。承徳大楼(士林区)のビジネスホテルも5月にプレオープン予定で、今後、業績に貢献しそうだ。
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