ニュース 電子 作成日:2016年3月11日_記事番号:T00062448
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が10日発表した2月連結売上高は595億5,100万台湾元(約2,050億円)で、前月比16%減、前年同月比4.9%減だった。6日に発生した台湾南部地震により南部科学工業園区(南科)の工場からの出荷が遅延したことが影響した。1〜2月の売上高は1,304億700万元で、前年同期比12.9%減だった。11日付工商時報が報じた。
TSMCによると、南科のFab14A工場では出荷が10〜50日遅れ、12インチウエハー10万枚の出荷が第2四半期にずれ込む見通しだ。また、Fab6工場も出荷が5〜20日遅れ、8インチウエハー2万枚の出荷が第2四半期にずれ込む。Feb14B工場への影響は少なかったものの、被害を受けた3工場の生産比率はTSMC全体の42〜43%を占めるため、出荷遅延が売上高に響いた。
しかし、被害を受けた工場は既に回復している上、地震で先延ばしになった受注の戻りにより、証券会社は3月の売上高は前月比2%増加するとみている。また台湾元の下落により、第1四半期の売上高は2,010億〜2,030億元に拡大する見通しだ。
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