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上海銀総経理、中国進出「時期逃した」


ニュース 金融 作成日:2008年3月23日_記事番号:T00006283

上海銀総経理、中国進出「時期逃した」

 
 上海商業儲蓄銀行の邱怡仁総経理は21日、中国の銀行に対する出資解禁の動きについて、「既に割高で、経営体質も良くない」として、最適な時期を逃したと指摘した。22日付工商時報が伝えた。

 邱総経理は台湾金融研訓院主催のシンポジウムで、「規制緩和の方向に向かうのは正しく、台湾の金融機関の行く手も広がる。ただ、3年前に中国が金融市場の開放に踏み切った時点が最適の時期だった」と述べた。

 その上で、「銀行本体の能力が許すならば、(対中投資)は子会社経由で投資を行うのが望ましい」と指摘した。

 一方、兆豊金融控股の曽垂紀副総経理は、「中国に拠点を設けるのは、顧客が進出しているからだ。進出しなければ顧客との関係が疎遠になる。解禁されれば必ず進出し、外資系金融機関から顧客を奪回しなくてはならない」と述べた。