ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中鴻鋼鉄、4月に7%値上げか


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年3月23日_記事番号:T00006285

中鴻鋼鉄、4月に7%値上げか

 
 鉄鋼業界で価格影響力を持つ中国の宝山鋼鉄が5月の冷・熱延鋼材価格を1トン当たり300~400人民元(約4,230~5,650円)引き上げ、輸出価格(熱延)が同850米ドルに達する見通しとなったことから、中鴻鋼鉄が4月に冷、熱延鋼材価格を同2,000台湾元(約6,540円)程度引き上げるとの観測が広がっている。値上げ幅は平均7%に達する見通しだ。22日付工商時報が伝えた。

 宝山鋼鉄による鋼材価格値上げは、4月の同800人民元に続く大幅なもので、合計の値上げ幅は同1,100~1,200人民元(約1万6,000~1万7,000円)に達する。これは中鴻鋼鉄の3月の値上げ幅(同3,500~4,000台湾元=約1万1,400~1万3,000円)に比べ大きく、予想をはるかに上回った格好だ。ビレットの国際価格が同840米ドルまで上昇していることも値上げ要因だ。

 中鴻鋼鉄関係者は、「国際市場価格や宝山鋼鉄による2回の値上げにより、4月分の価格は確かに値上げの余地がある」と話している。