ニュース 食品 作成日:2016年3月15日_記事番号:T00062999
頂新国際集団傘下の食品大手、味全食品工業は、同社がそれぞれ約34%を出資するUCC上島珈琲の台湾法人、優仕咖啡および優味企業の持ち株売却手続きが3月に完了する見通しだ。売却利益は1億台湾元(約3億5,000万円)に上り、第1四半期の利益に貢献するとみられる。15日付経済日報が報じた。
味全は牧畜業による環境負荷を軽減するため、2億9,000万元を投じて「林鳳営」牛乳工場にメタンガス発電設備を設置した(中央社)
味全の董事会は1月、優仕咖啡および優味企業の持ち株売却を決議していた。
味全は、スーパーマーケットの松青超市(マツセイ)、中国茶の王徳伝茶荘園からの出資引き揚げでは、処分利益が計3,000万元余りと従業員の給与、退職金の支払いなどにしか充てられず、運転資金を拡充できなかったと説明。今後もカルビーと合弁で設立した「台北カルビー食品」の持ち株、三重新燕工場(新北市)の売却を進める方針だ。
味全は今後、台湾では乳製品、冷蔵食品に注力し、中国ではパンなどの事業を整理して冷蔵食品に力を入れる。同社は、中国では消費者の購買力向上に伴い乳飲料の販売成長ペースが倍増しており、杭州(浙江省)工場が現在フル稼働中で、広州(広東省)や四川省への工場設立を検討していると説明。中国では今年も1~2割増収を維持できると予想した。
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