ニュース 金融 作成日:2016年3月15日_記事番号:T00063005
金融監督管理委員会(金管会)が近年、台湾の銀行の海外事業展開を奨励する一方で、台湾では景気低迷により金融市場が縮小しており、外資系銀行の多くは利益が縮小の一途をたどっている。こうした中、台湾における5大外資系銀行のうち、HSBC(香港上海匯豊銀行)を除く、▽米シティバンク▽英スタンダード・チャータード銀行▽オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)▽シンガポール・DBS銀行──の4行の台湾子銀行は昨年、利益が過去5年で最低を記録した。15日付聯合報が報じた。
シティバンク台湾(花旗台湾銀行)はかつて支店1店舗当たり年間100億台湾元(約350億円)の利益を挙げているとされた。しかし、昨年の台湾における利益は合計で84億元と過去6年の最低を記録。他の外資系銀行も同様の状況で、昨年、税引き前利益で100億元を突破した銀行14行に外資系銀行は含まれなかった。
国泰世華銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)関係者は、企業が台湾から中国や東南アジアに進出する中、台湾の金融市場はますます縮小しているが、外資系銀行の子銀行は台湾業務に限られるため、利益縮小が避けられないと指摘した。
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