民進党が政権を担当した８年間で、政府債務が2000年の政権交代時に比べ60％ほど増え、08年には４兆台湾元（約13兆2,000億円）に上る見通しとなった。24日付聯合報が伝えた。
財政部国庫署の統計によると、08年の政府債務は00年時点の２兆4,500億に比べ、１兆5,000億元増の３兆9,900億元が見込まれている。住民１人当たりの債務は17万元に達する計算だ。
政府の台所事情を考えると、馬英九次期総統が掲げる「愛台12建設プロジェクト」は最初から財源確保で壁に直面しそうだ。
さらに、地方自治体の予算、公的保険の損失、金融債権基金、民営化基金、公務員の退職金関連など「裏の債務」を含めると、実質的な政府債務は13兆元に膨らむため、大幅な歳出増は困難なのが現状だ。
財政部関係者は「今後１～２年で税収が増えなければ国債の発行規模が膨らむ」と指摘した。
