ニュース 電子 作成日:2016年3月16日_記事番号:T00063017
市場観測によると、鴻海精密工業はシャープ買収契約を3月中には締結しない見通しだ。シャープの第4四半期(1~3月期)業績を見極めるためとみられている。鴻海はノーコメントだ。16日付工商時報などが報じた。
市場では当初、シャープが3月末に5,100億円の融資返済期限を迎えるため、両社は3月末に契約を締結するとみられていた。
銀行から76億元借り入れか
台湾証券交易所(台湾証券取引所、TWSE)の登録情報によると、鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は2月15日、株式17万枚(1枚=1,000株、出資比率8.6%)に質権を設定している。当日の終値74.7台湾元(約260円)を基に計算すると、時価総額は126億9,900万元。市場関係者によると、株式を担保に銀行から運転資金などを借り入れるのはよくあることだという。この6割に当たる約76億元が銀行から借り入れ可能額で、シャープ買収に充てるとみられている。
ただし、シャープの取締役会が決議した鴻海からの出資受け入れは5,000億円近く、鴻海は残り95%を銀行融資などで調達しなければならない。
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