ニュース 電子 作成日:2016年3月16日_記事番号:T00063018
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)の15日発表によると、今年1~2月の営業損失は27億8,100万台湾元(約96億円)、純損失は3億9,800万元となった。1株当たり純損失は0.48元。同社は最近株価が急激に上昇したため、台湾証券交易所(台湾証券取引所、TWSE)の求めに応じて業績情報を公開した。1~2月は本業の赤字を、桃園市のTY5ビルと土地の売却益によって縮めた形だ。16日付蘋果日報などが報じた。
アジア系の外資系証券会社は、HTCは今年、スマホ出荷台数が1,290万台まで減少し、前年を25%下回るとみている。しかし、同社がヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」を投入するバーチャルリアリティー(VR)産業が、今年から2020年にかけて年平均158%の成長を遂げ、スマホ事業の再編と合わせて、来年には1株当たり0.29元の利益が出るとの見方だ。HTCのHMD出荷は今年32万台、来年は65万台に拡大し、売上高全体に占める割合は今年7%、来年は13%に達すると予想している。
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