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薬品業16年生産額、プラス転換へ=経済部


ニュース 医薬 作成日:2016年3月16日_記事番号:T00063025

薬品業16年生産額、プラス転換へ=経済部

 経済部統計処が15日発表した2016年の薬品業生産額は、前年比3%増の760億台湾元(約2,600億円)で、2年連続の前年割れから脱却する見通しだ。16日付工商時報が報じた。

 統計処は、製薬工場のGMP(適正製造規範)認定取得で安全性が向上し、輸出競争力が高まること、国民医療費が増え続けていることを理由に挙げた。

 薬品業は従来、台湾域内向け販売が中心だったが、バイオテクノロジー技術の向上に伴い、海外からの受注が増えている。15年の薬品業輸出額は5億2,000万米ドルと前年比6.5%増加した。米国向け輸出は9,700万米ドルで10年前より21.8%増え、中国(香港を含む)向けは8,660万米ドルで15.3%増えた。

 統計によると、薬品業生産額は08年の651億元(前年比15.3%増)から13年には830億元(6.3%増)に成長し、過去最高を更新した。原薬に対するGMP義務化で一部メーカーが淘汰され、14年生産額は763億元(8.1%減)、15年は737億元(3.3%減)とマイナス成長に陥っていた。