ニュース 運輸 作成日:2016年3月16日_記事番号:T00063028
長栄集団(エバーグリーン・グループ)の後継体制をめぐる兄弟対立は、長男・張国華氏が優位を固めたが、四男の張国煒氏は15日、弁護士経由で父・張栄発氏の遺言執行者である柯麗卿氏に対し、海外資産の調査を要求した。16日付工商時報が伝えた。
四男は柯氏に対し、パナマ登記のエバーグリーン・インターナショナルの過去5年分の財務諸表を5日以内に提供するよう求めた。張栄発氏の同社に対する株式保有状況と時価を把握するのが目的だ。
四男の担当弁護士、宋耀明氏は「張栄発氏は遺言で張国煒氏を唯一の相続人に指定しており、帳簿を調べる権利がある。遺言執行者が職務を履行しない場合、裁判所に交代を申し立てる」と表明した。
張国煒氏はグループの後継争いでは勝ち目がなくなったが、遺言に基づく財産相続では一矢を報いる構えとみられる。遺言執行者は4人いるが、これまでに遺言を履行する動きは見せていない。
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