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謝長廷氏、民進党主席辞任確実に


ニュース 政治 作成日:2008年3月24日_記事番号:T00006303

謝長廷氏、民進党主席辞任確実に


 民進党の謝長廷主席は、総統選で落選すれば政界を引退するとの発言通りに、26日の党中央常務委員会で辞意を表明することが確実になった。辞意は固いとみられ、当面は立法院民進党議員団の柯建銘総召集人(院内代表)が党主席代行を務める見通しだ。24日付中国時報が伝えた。

 民進党は5月25日に党主席の改選を予定しているが、現時点では蘇貞昌前行政院長が最有力で、游錫堃元主席、葉菊蘭総統府秘書長も候補に挙がっている。党内では蘇氏ならば主要3派閥が受け入れ可能との見方が有力だが、蘇氏は今のところ具体的な動きは見せず、慎重な姿勢を保っている。

 同党関係者は「蘇氏は使命感が強い性格で、党の未来のため、そして党内で就任待望論が高まれば拒否できないだろう。出馬すれば最も有力候補になる」と述べた。

 一方、党内では世代交代を求める声が高まりそうで、若手では総統選で選対策略会議の執行長を務めた羅文嘉前行政院客家委員会主任委員の出馬に期待する声も出ている。しかし、世代交代よりも派閥抗争による党内分裂を避けるため、当面は旧執行部の顔ぶれによる「集団指導体制」を敷くべきとの意見が根強い。