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中台の主権問題、大陸委幹部「短期解決は困難」


ニュース 政治 作成日:2008年3月24日_記事番号:T00006305

中台の主権問題、大陸委幹部「短期解決は困難」

 
 対中政策を管轄する行政院大陸委員会の童振源副主任委員は23日、馬英九次期総統の就任による中台関係への影響について、「新総統の就任で両岸(中台)関係発展に多くの契機が生まれるのは確かだが、同時に多くの不確実要素と試練にも直面する。短期的に両岸の主権問題を解決するのは不可能で、平和協定の締結も容易ではない」と述べた。24日付経済日報が伝えた。

 童副主任委員をはじめ、政界、学識経験者、香港やマカオの政治評論家ら400人余りは同日、中華港澳之友協会などが主催した座談会に出席した。

 淡江大学大陸研究所の張五岳所長は、「馬次期総統は就任後に中国人観光客の受け入れ(拡大)と週末の中台チャーター航空便運航などを発表するだろう。ただ、平和協定の締結などをめぐる両岸交渉は、中国が台湾に国際空間における自主性をどれだけ与えるかにかかっている」と分析した。