ニュース 電子 作成日:2016年3月21日_記事番号:T00063091
21日付電子時報が業界関係者の話を基に伝えたところによると、クアルコムがファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の研究開発(R&D)部門と接触し、7ナノメートル製造プロセス技術の開発に着手、既に設計段階に入ったもようだ。これが事実とすればTSMCは、16ナノ、10ナノと2世代にわたりサムスン電子に奪われていたクアルコムからの受注を奪還することになる。
サムスンは2014年、ファウンドリー業界でTSMCの16ナノとサムスンの14ナノによる次世代プロセスの開発競争が激化した際、利益を度外視した上でさらに技術面、人材面の充実したサポートを提供する戦略でクアルコムから14ナノ、10ナノの2世代にわたる受注に成功していた。
しかし関係者によると、サムスンの14ナノはパラメーター設計が満足できるレベルに達していない上、全体的な良品率、性能、コストパフォーマンスとも期待を下回ったことから、クアルコムは自社製品のブランドイメージ維持を考慮し、TSMCへの再発注を決めたもようだ。
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