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鴻海とシャープ主力行、債務返済繰り延べで合意か


ニュース 電子 作成日:2016年3月21日_記事番号:T00063092

鴻海とシャープ主力行、債務返済繰り延べで合意か

 市場観測によると、鴻海精密工業はシャープ買収契約が依然成立しない中、今月末に期限が迫るシャープの5,100億円の債務返済について同社の主力銀行と返済を4月末まで延期することで合意したとの観測が出ている。20日付工商時報などが報じた。

 観測によると、鴻海はシャープの債権行、みずほ銀行、および三菱東京UFJ銀行と協議を行い、返済を1カ月繰り延べ、さらにシャープに対し最大3,000億円の融資枠を設定することで合意したとされる。

 観測に対し、関連各社はいずれもコメントを控えている。また鴻海とシャープは4月末に買収契約を締結するとの情報も伝えられているが、これについても鴻海は「契約コメント締結の期限は設定しておらず、できるだけ早い合意を目指す」とコメントした。

 また読売新聞は、シャープの潜在的な財務リスクや業績の先行き不安から、鴻海が出資額を当初予定していた4,890億円から1~2割減額する意向を持っていると報じたほか、市場では出資額の削減幅は3~4割に上るとの観測も出ている。