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タイメドのエイズ新薬、北米企業に独占販売権


ニュース 医薬 作成日:2016年3月21日_記事番号:T00063099

タイメドのエイズ新薬、北米企業に独占販売権

 バイオ新薬メーカー、中裕新薬(タイメド・バイオロジクス)は18日、同社が開発した抗エイズ治療薬「TMB-355」の米国とカナダでの独占販売権をカナダの医薬品販売会社セラテクノロジーズに付与する契約を結んだと発表した。18日付経済日報が伝えた。

/date/2016/03/21/09TMB_2.jpg張執行長は、契約内容に非常に満足気だ(18日=中央社)

 契約によると、TMB-355の販売認可が下りた場合、タイメドは初期に契約金を含め、現金650万米ドルとセラテクノロジーズの株式400万米ドル相当を受け取る。また、後期には売上額が一定額に達した場合、契約に基づくマイルストーンペイメントを受け取るほか、利益の52%の分配を受ける。タイメドは「分配比率は相場よりも高いものだ」と説明した。

 TMB-355は現在、第3相臨床試験が実施されており、今年第3四半期にも発売が見込まれている。

 タイメドの張念原執行長は契約先について、「エイズの副作用抑制剤『エグリフタ』(成長ホルモン放出因子類縁体)の販売で豊富な経験があり、価格戦略に熟達している上、北米の保険市場を熟知している」と説明した。