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第2次金融再編、政権交代でブレーキ


ニュース 金融 作成日:2008年3月24日_記事番号:T00006310

第2次金融再編、政権交代でブレーキ

 
 国民党による政権交代が決まったことを受け、民進党政権が進めてきた第2次金融再編は全面的な見直しが避けられない見通しとなった。

 24日付経済日報によると、財政部関係者は23日、彰化銀行と台新金融控股の株式交換による合併、兆豊金融控股による台湾中小企業銀行の合併、台湾金融控股への輸出入銀行の編入は、5月の馬次期総統就任まで事実上凍結されたことを明らかにした。政権交代後に民進党案に沿った再編進行は困難との見方が有力で、一部の再編計画は白紙化される可能性も出てきた。

 第2次金融再編は陳水扁総統が掲げた重要政策だったが、行員労組の抵抗が強く、進展が遅れていた。馬次期総統は金融改革を政見に含めておらず、新政権下で計画見直しは確実な情勢だ。

 財政部関係者は「金融再編の方向性は正しいが、今後どのように進めるかは新政権の政策に沿って検討することになる」と述べた。