ニュース 運輸 作成日:2016年3月21日_記事番号:T00063106
長栄集団(エバーグリーン・グループ)の後継体制をめぐる兄弟対立で創業者、張栄発氏の長男・張国華氏が優位を固めた中、四男の張国煒氏は18日までに、長栄海運(エバーグリーン・マリン)の董事からも解任された。
張国煒氏は張国華氏によるグループ経営からの締め出しに遭い、既に長栄航空(エバー航空)董事長、長栄国際儲運(エバーグリーン・インターナショナル・ストレージ&トランスポート)の董事からも解任されていた。
張国煒氏は長栄集団の航空機整備会社、長栄航勤(EGAS)を代表し、長栄海運の董事を務めていたが、張国華氏は長栄航勤を代表する董事を意大利海運の謝恵全副董事長に変更する形で、張国煒氏を長栄海運董事から解任した。
これにより、張国煒氏が掌握しているのは、自身が株式を保有する華光投資の持ち分である長栄航空の董事2人のみとなった。張国華氏側は今後、張国煒氏を華光投資の代表董事から解任した上で、華光投資の増資による株式の希薄化で張国煒氏の影響力をそぐ動きに出ると予想されている。
一方、19日付蘋果日報によると、張国煒氏は自身の長栄航空に対する持ち株を張国華氏サイドに売却し、長栄航空の経営から完全に手を引いた上で、改めて資金調達を行い、新たな航空会社を設立することも視野に入れているとされる。
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